取引履歴はMT4の標準機能でも出力できますが
CSVで出力するのはできそうでできない
取引データをExcelなどで管理したいと思った際に
自分の思ったようなデータが出力できない
また、MT4の取引履歴は無制限に見れるわけではない
業者側が保証しているのは3か月と短い(OANDAの場合)
よって、バックアップの意味でも取引履歴はCSVで出力しておきたい
そこでgoogle先生で検索し取引履歴を出力するEAを探したのですが
単純なものが見つからない
ならばいっそのこと作ってみましょう
色々な機能をつけようと思えば、付けられますが
まずは、できるだけ単純なものを作ってみました
サンプル EAと書きましたが
今回作成したものはEAではなくスクリプトになります
機能の説明
取引履歴に表示されている決済済みの取引内容がCSVファイルに出力されます
未決済のポジション情報は出力されません
出力される内容
日本名 |
英名 |
説明 |
---|---|---|
注文番号 |
ticketno |
取引履歴の注文番号 |
エントリー日時 |
entrydate |
エントリーした日時(サーバー日時) |
決済日時 |
profitdate |
決済した日時(サーバー日時) |
通貨ペア名 |
symbol |
ドル円、ユロ円等の取引通貨ペア名 |
注文の種別 |
type |
BUY or SELL |
約定価格 |
openprice |
エントリー価格 |
決済価格 |
profitprice |
決済価格 |
ロット |
lots |
決済ロット |
swap |
||
手数料 |
Commission |
手数料 |
損益 |
profit |
損益(手数料・スワップ除く) |
コメント |
comment |
コメント |
出力先とファイル名
出力先は固定です
「ファイル」ー「データファイルを開く」
で開かれるフォルダの下、「~Files\」の下に出力されます
ファイル名は ExportHistory_日時.csv
日時はPCの日時になります
ソース
設置の仕方
MQ4ファイルをアップロードできれば、簡単に設置できるのですがソースファイルをそのまま載せましたので、それを設置する方法を説明します
少し面倒くさいですがご了承ください
ソースから設置したくない方はこちら
① 設置したいMT4を立ち上げます
(事前にソースをコピー「CTRL」+「C」しておいてください)
② メニューから「ツール」ー「メタエディター」を選びます
③ メタエディターが起動されます
④ メニューから「File」ー「New」を選択します
⑤ Wizardウインドウが表示されますので「Script」を選んで「次へ」を選びます
⑥ Nameのところに「Scripts\ExportHistoryCSV」を入力し「完了」を選びます
⑦ テンプレートのソースが表示されます
⑧ ソースを全選択(「CTRL」+「A」)し、コピーしておいたソースを貼り付け(「CTRL」+「V」)ます
⑨ ソースが入れ替わったことを確認してください
⑩「Compile」ボタンを押します
⑪ エラーになっていないことを確認してください
メタエディターはここで閉じて大丈夫です
⑫ 「表示」ー「ナビゲーター」を選択してください
⑬ 「スクリプト」に「ExportHistoryCSV」があることを確認します
設置完了です
使い方
① MT4の口座履歴にCSVで出力させたい情報を表示させます
デフォルトでは全履歴が表示されていますが
必要に応じて期間を絞るなどしてください
② MT4のメニューから「表示」-「ナビゲーター」を選択してナビゲータウィンドウを表示させてください
③ 表示されたナビゲータウィンドウの「Script」と書かれている部分に「ExportHistoryCSV」というのがありますのでダブルクリックします
④ メッセージBOXが表示されたらファイルが出力されています
⑤ MT4のメニューから「」を選択してフォルダを表示させます
⑥ 表示されたフォルダの「Files」を開きます
⑦ ExportHistory_日時.CSVというファイルが出力されています
あとは自由に使ってください
簡単な設置方法
上記のリンクをクリックし
「Download ZIP」をクリックします
ダウンロードされたZIPファイルを解凍します
解凍すると「ExportHistoryCSV.mp4」というファイルがあるので、そのファイルをMT4のとあるフォルダにコピーします
そのフォルダは
MT4の「ファイル」-「データファイルを開く」をクリックします
以下のような形でエクスプローラーが開くので「MQL4」フォルダを開きます
ZIPファイルの中にあった「ExportHistoryCSV.mp4」を「Scripts」フォルダにコピーします。
コピーができたら、MT4の「表示」-「ナビゲーター」を表示します
ナビゲーター内の「スクリプト」の箇所を右クリックしてメニューを表示させ「更新」をクリックします
「ExportHistoryCSV」が表示されたら設置完了です。
設置ができてちゃんと動いたら、コメント書いてくれると嬉しいです。
返事はしないと思うけど・・・