両替部ではFXでの外貨預金を推奨してきました。
しかし、とうとう逆イールドカーブが発生してしまいました。
逆イールドカーブとは、長期金利より短期金利の方が高くなってしまった状態のことを言います。
一般的には長期にお金を預けた方が、金利は高くなります。
これは、先行きのことを考えた場合、長期の方がリスクが高くなるため、その分金利が高くなるということです。
ですが、多くの人が景気の先行きを懸念し、株式投資などするよりも長期国債を購入し、その場をしのごうと考えると、長期国債の金利が下がってしまいます。
この行為が長期金利を押し下げます。
その結果、短期の金利よりも長期の金利の方が低くなる現象が発生するわけです。
その状態を逆イールドカーブといいます。
そして、逆イールドカーブが発生するとどうなるかというと、実体経済が悪化していきます。
言い切ってしまってますが、実際に「バブル崩壊前」「ITバブル崩壊前」「リーマンショック前」にこのイールドカーブが発生していました。
なので、今回も同じことが起きるのではないかと考えています。
そして、実体経済が悪化する前には株価が下がったり円高になってしまいます。
円高になり金利も下がりと外貨貯金にはいいことは何もありません。
両替部では110円より下でした方がよいと言っていました。
今でもその考えは変わりませんが、短期的(1年から3年)に見た場合は、今外貨貯金をするのは危険です。
105円、贅沢言えば100円を下回ってから5~10年というスパンで考えた貯金ができる人だけにしたほうが良いです。
ただ、逆イールドカーブが発生したからと言ってすぐにその状態になるかというと、今まではそうでもありませんでした。あと半年~1年くらいは大丈夫かもしれません。
すでに外貨貯金をしている人は円高に備えた貯蓄方法を考えておきましょう。