過去に外貨預金について記事にしましたが、いったいいつ仕込みをすればよいのかを分析しました
銀行での外貨預金とFXでの外貨預金の違いについては過去の記事を参照してください
参考データとしてはみずほ銀行の仲値(ヒストリカルデータ)を参考にしました
(2002年4月1日~2019年9月20日)
まず2002年4月1日~2019年9月20日までどのようにドル円が推移してきたのかをグラフで見てみましょう
2002年は130円と随分と円安でしたね
その後リーマンショックで75円台の最安値経てアベノミクスで125円まで円安となり今に至ります
そこで、参考までにドル円の2002年からの平均値と中央値を見てみます
平均値は 105.34
中央値は 108.69
でした
ちなみに75円を仲値で付けた日数は2日間です
これだけではよくわからないので価格分布もグラフにしてみました
縦の数値はその価格体だった日数、横はドル円の価格です
109円台と118円台の価格体が一番日数が多いです
109円台だった日数は210日間
118円台だった日数は183日間
102円台だった日数は135日間
です
このグラフを見るとやはり100円以下は仕込み時です
とはいえ、100円以下にいつなるのかはわかりません
100円以下だった日数は1,257日間もありますが、なかなかチャンスは来ません
中央値が108円台ということはそれ以下は仕込み時とも考えられます
ちなみに運悪く2008年9月8日に108円台でドル円を仕込み下落し再度108円台に戻ったのは2014年9月18日でした。その間2,201日間(約6年間)我慢を続ける必要がありました。
マイナススワップ時期もありましたので心が折れそうになりますが、6年間見て見ぬふりをしていたら戻ったわけです
それでは105円台の場合はどうでしょう
2008年10月3日~2014年12月27日です(1,911日間、約5年強)
また100円台の場合は2008年10月22日~2013年5月10日(1,661日間、約4年半)
となります
これを見てどこがいいかというのはなかなか難しいですが、よく5年間定期とかあるので105円台は仕込み時です。あと110円を超えたらいったん利確してもいいかもしれません
少なくとも118円を超えるようならいったん利確でしょう。
なぜなら118円を超えてから108円に戻ってきた期間は
2014/11/20~2016/4/8(505日間、1年5か月弱)
2016/12/16~2017/4/19(124日間、4か月強)
でした
円高になって戻ってくる期間より円安になって戻ってくる期間の方が明らかに短いです。
この期間のスワップをもらっても3%~5%程度しか増えませんが、利確すれば約10円の値幅をもらえるので、1,000通貨なら1万円、1万通貨なら10万円の利益を得られます。ということは利率にすると10%程度を確保できるわけです。
過去の分析なのでどちらにしても一生108円台に戻らないこともあり得ますが、とにかく過去の分析をすると108円台がターニングポイントです。
じっくり構え108円を下回ったら仕込んでいきたいです。
105円台になったらさらに仕込み102円台でさらに仕込む
その次は98円台を考えたい
ちなみに投資の最終判断はご自身の考えで行ってくださいね。