行け!!専業両替部

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雇用統計後の値動きを確認する(2022年2月~2023年1月)

雇用統計で爆上げや爆下げした後、その後4日間くらいでどのような動きをしたのかを確認してみる
雇用統計時の瞬間の動きを検証しているサイトはよくありますが、その後の動きを追っている情報を見つけられなかったので自分で確認してみました
またISM非製造業景況指数も雇用統計近辺にあるのでその値も参考までに羅列してみました
期間は2022年2月~2023年1月の直近1年間の動きとなります

2023年1月6日(金)~

      前回 予測 結果
2023年1月 06日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 12月 26.3万人 20.0万人 22.3万人
  06日 失業率 12月 3.70% 3.70% 3.50%
  06日 平均時給[前月比] 12月 0.60% 0.40% 0.30%
  06日 平均時給[前年同月比] 12月 5.10% 5.00% 4.60%
  07日 ISM非製造業景況指数(総合) 12月 56.5 55 49.6

雇用者数は予測よりは良かったものの前月よりも減ってきているのが問題だったのか爆下げ、その後ISMで景気後退を意識してかさらに下落しました
次の日は朝一には少し下げたものの反発、その後さらに下落に転じ、ジリ上げ後さらに下落していきました
結局4日間では元値には戻らず

2022年12月2日(金)~

      前回 予測 結果
2022年12月 02日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 11月 26.1万人 20.0万人 26.3万人
  02日 失業率 11月 3.70% 3.70% 3.70%
  02日 平均時給[前月比] 11月 0.40% 0.30% 0.60%
  02日 平均時給[前年同月比] 11月 4.70% 4.60% 5.10%
  06日 ISM非製造業景況指数(総合) 11月 54.4 53.5 56.5

雇用者数は予測より多く前回よりも少し多い、平均時給が予測の倍になったことでインフレ懸念から爆上げ、その後深夜に全モとはいかなかったものの結構押した後、次の日にはさらに上へとテイクオフ
結局4日間では元値には戻らず

2022年11月4日(金)~

      前回 予測 結果
2022年11月 03日 ISM非製造業景況指数(総合) 10月 56.7 55.5 54.4
  04日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 10月 26.3万人 20.0万人 26.1万人
  04日 失業率 10月 3.50% 3.60% 3.70%
  04日 平均時給[前月比] 10月 0.30% 0.30% 0.40%
  04日 平均時給[前年同月比] 10月 5.00% 4.70% 4.70%

雇用者数は予想よりも多く平均時給も予想より増えるという形になっているが、反応薄今までの流れを引き継ぐ形で下落となる
次の日には元値近くまで戻すものの元値は到達できずに再下落
結局4日間では元値には戻らず

2022年10月7日(金)~

      前回 予測 結果
2022年10月 05日 ISM非製造業景況指数(総合) 9月 56.9 56 56.7
  07日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 9月 31.5万人 25.0万人 26.3万人
  07日 失業率 9月 3.70% 3.70% 3.50%
  07日 平均時給[前月比] 9月 0.30% 0.30% 0.30%
  07日 平均時給[前年同月比] 9月 5.20% 5.10% 5.00%

失業率は低下するものの雇用者数も予想とそれほど違わずということか、相場は上下に振ってそのまま上昇を続けるという形になっている
次の日も緩やかに上昇を続けながら4日間では元値に戻らず

2022年9月2日(金)~

      前回 予測 結果
2022年9月 02日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 8月 52.8万人 30.0万人 31.5万人
  02日 失業率 8月 3.50% 3.50% 3.70%
  02日 平均時給[前月比] 8月 0.50% 0.40% 0.30%
  02日 平均時給[前年同月比] 8月 5.20% 5.30% 5.20%
  06日 ISM非製造業景況指数(総合) 8月 56.7 55.1 56.9

各指標とも特に予想から変わらないと言うこともあってか、どこが雇用統計なの?って感じになるような動き
いったんは上昇するもののなぜかすぐに下落、その後その日の動きは鈍かったものの、次の日には元値に戻る
雇用統計が重要視されていないというか折り込み済みという動きだろうか

2022年8月3日(金)~

      前回 予測 結果
2022年8月 03日 ISM非製造業景況指数(総合) 7月 55.3 53.5 56.7
  05日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 7月 37.2万人 25.0万人 52.8万人
  05日 失業率 7月 3.60% 3.60% 3.50%
  05日 平均時給[前月比] 7月 0.30% 0.30% 0.50%
  05日 平均時給[前年同月比] 7月 5.10% 4.90% 5.20%

雇用者数はめちゃ増えて時給も増えて失業者は減るという絵にかいたような好景気の数値が出て一気にドル買いで上昇した
その後、数日間ヨコヨコが続き10日のCPIで下落し元値に戻る
景気は良くなっても物価が上がりすぎるとよくないという感じでしょうか

2022年7月6日(金)~

      前回 予測 結果
2022年7月 06日 ISM非製造業景況指数(総合) 6月 55.9 54.3 55.3
  08日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 6月 39.0万人 26.8万人 37.2万人
  08日 失業率 6月 3.60% 3.60% 3.60%
  08日 平均時給[前月比] 6月 0.30% 0.30% 0.30%
  08日 平均時給[前年同月比] 6月 5.20% 5.00% 5.10%

各数値とも景気が良い状況を反映した数値
雇用者数は前回とほぼ同じで予想よりも結構多いとい状況
結果がよかったこともあり素直に反応、ドル買いで上昇
その後、なぜか2日後にいったん元値に戻る
その後再上昇というよくわからない形

2022年6月3日(金)~

      前回 予測 結果
2022年6月 03日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 5月 42.8万人 32.5万人 39.0万人
  03日 失業率 5月 3.60% 3.50% 3.60%
  03日 平均時給[前月比] 5月 0.30% 0.40% 0.30%
  03日 平均時給[前年同月比] 5月 5.50% 5.20% 5.20%
  03日 ISM非製造業景況指数(総合) 5月 57.1 56.4 55.9

雇用統計にて景気が良い状態が確認され上昇
予想とあまり変わらないことからその瞬間はそれほど大幅ではないが上昇
次の日には少し押し目を作るもそのまま上昇していき元値には戻らず

2022年5月6日(金)~

      前回 予測 結果
2022年5月 04日 ISM非製造業景況指数(総合) 4月 58.3 58.5 57.1
  06日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 4月 43.1万人 39.1万人 42.8万人
  06日 失業率 4月 3.60% 3.50% 3.60%
  06日 平均時給[前月比] 4月 0.40% 0.40% 0.30%
  06日 平均時給[前年同月比] 4月 5.60% 5.50% 5.50%

雇用者数は少し上振れしたが失業率が少し上がって賃金低下とまちまちな結果だったからか相場はあまり動かず上下して、その後上昇するもまた押し戻されるという形になった
結局元値に何度も戻される結果になった

2022年4月1日(金)~

      前回 予測 結果
2022年4月 01日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 3月 67.8万人 49.0万人 43.1万人
  01日 失業率 3月 3.80% 3.70% 3.60%
  01日 平均時給[前月比] 3月 0.00% 0.40% 0.40%
  01日 平均時給[前年同月比] 3月 5.10% 5.50% 5.60%
  01日 ISM製造業景況指数 3月 58.6 59 57.1

雇用者数は予想より下回ったものの数値的には悪くなく、失業率も低下、賃金上昇で好景気、素直にドルが買われる結果になった
その後、ヨコヨコが続きさらに上昇し元値には戻らず

2022年3月4日(金)~

      前回 予測 結果
2022年3月 04日 ISM非製造業景況指数(総合) 2月 59.9 61 56.5
  04日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 2月 46.7万人 40.0万人 67.8万人
  04日 失業率 2月 4.00% 3.90% 3.80%
  04日 平均時給[前月比] 2月 0.70% 0.50% 0.00%
  04日 平均時給[前年同月比] 2月 5.70% 5.80% 5.10%

雇用者数は順調に伸び、失業率も低下したが、なぜか時給が伸びない結果に
それが原因なのか別のニュース(ロシアのウクライナ原発占拠)が原因なのか分からないが大きくドルが売り込まれる
しかし次の日には元値に戻りさらに上昇を続ける結果になった

2022年2月4日(金)~

      前回 予測 結果
2022年2月 04日 ISM非製造業景況指数(総合) 1月 62 59.5 59.9
  04日 非農業部門雇用者数変化[前月比] 1月 19.9万人 15.0万人 46.7万人
  04日 失業率 1月 3.90% 3.90% 4.00%
  04日 平均時給[前月比] 1月 0.60% 0.50% 0.70%
  04日 平均時給[前年同月比] 1月 4.70% 5.20% 5.70%

雇用数は大幅上昇も失業率は悪くなり賃金は上昇と少しだけちぐはぐの結果なのか上昇するも大きな伸びはなく次の日にはほぼ元値に戻る結果に
ただ、その後は素直に上昇を続ける結果になった

1年間だけですが雇用統計の結果がその後4日間に元値に戻るかどうかを見てみたが、50%と半々の確率となりました
また戻るとしても3日以内で、戻る場合はだいたい次営業日に戻る結果
大きく伸びた場合は4日間で元値に戻る可能性は低くさらに伸びを見せる結果が見て取れました
2023年2月の雇用統計は3円近く上昇してしまっているため、近々に元値に戻る可能性は低いと考えた方がいいかもしれません
さていかに